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大腸がんの統計と原因
大腸がんになる原因は主に生活習慣の乱れと言われています。食生活が欧米化した日本では、大腸がん(結腸がん、直腸がん)患者が年々増加傾向にあり、過去には1年間で死亡者数が4万人にも達しました。
将来的に、死亡数が最も多い肺がんを超える死亡数になると予想されています。
大腸がんの原因
大腸がんのリスク要因として考えられるのは、主に生活の悪習慣であり、その中でも近年の日本の食生活が欧米化したことが関係するといわれています。
牛肉、豚肉の赤身や加工肉などの摂取量に対し食物繊維の摂取量が減少し便秘になりやすくなります。そのため、食物などに含まれる発がん物質を大腸内に長時間溜め込むことになり「がん化」すると考えられています。
また、ご家族に大腸がんの方がいる場合、大腸がんのリスクが高くなると言われており、遺伝子が関係する大腸がんでは「家族性大腸ポリポーシス」や「遺伝性非ポリポーシス大腸癌」などがあります。
大腸がんの症状
大腸がんは初期症状がほぼなく、進行して症状があらわれるのが一般的です。
代表的な症状としては、血便、下血、腹痛、などが挙げられます。
そのほか、残便感、便通異常、お腹の張りや出血による貧血、体重減少といった症状も現れますので、自覚症状が当てはまる方は早急に消化器内科を受診しましょう。
大腸がんの検査
大腸がんの検査にはさまざまな検査方法がありますが、その中でも便潜血検査や大腸内視鏡検査では、がんを正確に発見・診断することが可能になります。
便潜血検査
便潜血検査とは、便の中に血液があるかを調べる検査です。
大腸などで出血がある場合、肉眼で出血の有無を確認できないので、陽性の方には内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただく必要があります。
早期発見の機会を逃さないためにも、必ず医師の指示に従い検査を受けましょう。
大腸カメラ
大腸カメラ検査を受けたことがある方は、「怖い」「痛い」など苦手意識をお持ちの方が多いと思いますが、ご希望に応じて鎮静剤や鎮痛剤を使用した内視鏡検査を受けることも可能です。当院では、患者さんの負担がないように、経験豊富な院長が最新の技術を用いて丁寧かつ安全な内視鏡検査を行います。
経験と知識に基づいた正確な診察・検査を心がけておりますので、安心してご来院ください。
大腸がんの予防
「1次予防」
1次予防では食事内容の見直し、運動療法など、生活習慣の見直しで癌になる要因を取り除くことで大腸がんを未然に防ぎます。
「2次予防」
2次予防は早期発見・治療によって大腸がんを根治する予防法です。
大腸がんの集団検診などに扱われる便潜血検査を積極的に受けることが大切です。
便潜血検査が陽性であれば、大腸内視鏡検査を必ず受けることで早期発見・治療につながります。
大腸内視鏡検査では、ポリープを発見次第すぐに切除することが可能ですので大腸がん予防や治療にとても有効です。