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- ドクターズインタビュー
吹田市豊津町にある「医療法人真緑会いしかわクリニック」の石川真平院長に、専門医になられた経緯や診療内容、患者様と関わるうえで大切にしていることなどをお伺いしました。
Interview01消化器外科の専門医になられた経緯を教えてください
昔から「医師は人を助けられる素晴らしい仕事だ」という思いがあり、そのまま自然な流れで医師を志しました。当時はまだ研修医制度がなかったため、外科の医局に入り、そこから興味を抱いた消化器の道に進みました。その後基幹病院で20年以上の経験を積み、2018(平成30年)5月に開院して、現在に至ります。
Interview02幅広い診療を行われているのはなぜですか?
ここ吹田市豊津町は、都会的な部分と昔ながらの部分が混在した、幅広い世代に愛される特色の豊かな地域です。実際に当院にも、単身赴任中の若い方から戦時中からここにお住まいのお年寄りまで、幅広い世代の患者様がいらっしゃいます。実際にそうした様々な患者様とお話しするうちに、幅広い診療が必要だと感じるようになりました。当クリニックで幅広い診療ができれば、ワンストップで必要な医療が提供でき、患者様が幾つもの医院を梯子する必要がありません。そこで基幹病院で20年以上勤務した経験・専門性を活かして、消化器内科・肛門外科・内視鏡検査を中心に、内科・外科・リハビリテーション・各種健診などにも力を入れるようになりました。
Interview03いしかわクリニックの内視鏡検査について教えてください
患者様の希望に応じて鎮静剤・麻酔を活用し、苦痛の少ない内視鏡検査を目指しています。「寝ている間に終わってしまった」と驚かれる患者様も少なくありません。上部・下部内視鏡の同時検査、土曜日の検査が可能なほか、近年よく話題になる寄生虫「アニサキス」についても、内視鏡を活用した除去・緊急対応も行っています。
また、当クリニックでは、診断・治療としての内視鏡検査はもちろん、その結果を踏まえた適切なフォローアップを重視しています。「患者様がどのようにより良い状態になっていただけるか」を一緒に考えていきますので、便出血や腹痛、便の細さ、繰り返す便秘と下痢など、少しでも気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
Interview04特に力を入れている治療はありますか?
脱出(脱肛)や内痔核(いぼ痔)に対して行う、ジオン注射による日帰り手術に力を入れています。ジオン注射は硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸を配合した注射薬であり、患部に直接注入することで、流れ込む血液の量を減らし、痔核を固めて小さくしてくれます。これまでの切り取る手術とは違い、痛みや出血がほとんどありません。患部の数にもよりますが、治療時間も10〜20分程度と短く、日帰りで気軽に受けていただけます。帰宅後もお食事・日常生活程度の動作共に問題なく、入浴も翌日から普段通り行えます。少ない負担で最短翌日からの改善が期待できますので、脱出(脱肛)・内痔核(いぼ痔)でお悩みの方はぜひご相談ください。
Interview05患者様と関わるうえで、大切にしていることは
ありますか?
安心・安全なクリニックであれるよう、常に心がけています。新しい機器を適宜導入するのはもちろん、検査・施術前後にはしっかりとした説明を欠かしません。特に胃や大腸の内視鏡検査は、初めて受けられる方も多く、皆さん不安を感じていらっしゃいます。そうした患者様の不安を解消し、納得して検査に進んでいただけるよう、「日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医」として、丁寧な受け答えを意識しています。
Interview06患者様へのメッセージ
酷い自覚症状が出てから検査に訪れ、進行している癌が見つかった、という方は決して少なくありません。手術や治療で対応できる範囲の癌を見つけるためには、症状がまだ軽いうちの検査、定期検診が大切です。
当クリニックでは、基幹病院での20年以上の経験、消化器内視鏡・消化器病・大腸肛門病の専門医の資格を活かして、幅広い診療を行っております。特に便出血や腹痛、便の細さ、繰り返す便秘と下痢などの症状については、消化器内科・肛門外科、双方からの専門的な診療が可能です。
患者様とのコミュニケーションを大切に診療していきますので、ご心配・ご不安がある方はいつでもお気軽にご相談ください。