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胃アニサキス症とは
「胃アニサキス症」とは、生きたアニサキスが胃の粘膜に突き刺さることで激しい胃の痛みや吐き気などを伴う症状です。
アニサキスとは寄生虫の一種で、人間が食べる魚介類やイカ・タコなどに寄生します。
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を、新鮮な刺身や不十分な加熱をせずに食べることでアニサキス幼虫が胃壁に刺入し、胃アニサキス症を引き起こします。
アニサキスの感染経路
生魚や刺身にひそんでいるアニサキスを食べてしまうことで感染します。
アニサキスは寄生虫の一種で、魚介類やイルカやクジラの体内に住み着きます。
私たちが普段よく食べる、サバやアジ、イワシ、サンマなどの青魚から、イカやサケなどにも寄生します。
アニサキスの幼虫が寄生している魚介類などを摂取する事で、人の体に侵入し、胃壁や腸壁に突き刺さり、みぞおちの辺りに強い痛みなどの症状がでます。
特に刺身のような生魚を食べた後の激しい腹痛や嘔吐などがある場合は、すぐに当院で受診下さい。
胃アニサキス症の症状
アニサキスが寄生している魚介類を食してから、数時間以内に下記のような症状が現れる方は要注意です。
- 胃の強い痛み
- ひどい吐き気や嘔吐
- お腹の張りや不快感
胃アニサキス症の検査
胃アニサキス症の検査は、問診、胃内視鏡検査など行います。
問診
まず、胃潰瘍・十二指腸潰瘍など、胃アニサキス症と似た症状を引き起こす病気でないか、生魚の摂取歴などを聴取し、しっかりと問診を行います。
胃アニサキス症の疑いがある場合、次の検査に移ります。
胃アニサキス症の治療
胃アニサキス症の治療では、胃カメラでアニサキスを確認した後にそのまま摘出します。
アニサキス幼虫の摘出後、すぐに痛みは消えます。
また、すぐに胃カメラ検査が行えないケースでは、薬を処方して経過を診る場合もあります。
アニサキスは1週間程で死滅します。摘出ができなかった場合、対症療法で治療を行います。